【北上市】新築・注文住宅で利用できる補助金3選！補助金を利用する際の注意点も解説

北上市で新築を検討している際、利用できる補助金がないか気になっている方は多いでしょう。北上市で新築住宅を建てる際に利用できる補助金は3つあります。

ただし、補助金の補助額や要件はそれぞれ異なるため、事前に把握しておかないと申請できずに後悔する可能性が高いです。そこでこの記事では、北上市で利用できる新築補助金の概要や補助額、要件を紹介します。

北上市の新築補助金で後悔しないためにも、この記事をチェックしてみてください。

北上市・岩手県が提供している新築補助金3選

北上市・岩手県が提供している新築補助金は以下の3つです。

• 北上市人口減少地域拠点形成住宅取得支援事業費補助金
• いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金
• 住みたい岩手の家づくり促進事業

それぞれの補助金を把握して、注文住宅を建てる際に利用してみてください。

北上市人口減少地域拠点形成住宅取得支援事業費補助金

ここでは、北上市人口減少地域拠点形成住宅取得支援事業費補助金の概要や要件、補助額などを紹介します。自分が建てる注文住宅に該当するかをチェックしてみてください。（※2025年10月時点の情報です。）

補助金の概要

人口減少が進む地域の活性化を目的として、「人口減少地域拠点形成住宅取得支援事業費補助金」を実施しています。指定された地域に住宅を新築または購入し、定住する方を対象に、住宅取得にかかる費用の一部を助成する制度です。

地域コミュニティの維持やにぎわいづくりにも寄与するものとして、今後のまちづくりの重要な柱のひとつとして位置付けています。

補助対象住宅の要件

北上市人口減少地域拠点形成住宅取得支援事業費補助金を利用できる要件は、以下に該当する人です。

• 人口減少地域内に、独立した新築一戸建て住宅を自ら居住するために取得する者であること。
• 補助を申請する者の世帯全員が市税を滞納していないこと。
• この制度による補助金の交付を受けていない者であること。

引用元：北上市

また、補助金の対象住宅は以下に該当する必要があります。

• 人口減少地域：令和4年4月1日もしくは地域拠点、準拠点内：令和2年5月1日以降に確認申請が受理されたものであること。
• 居住部分の延べ床面積が75平方メートル以上で、独立した新築一戸建て住宅（併用住宅を含む。）であること。
• この制度による補助金の交付を受けていない住宅であること。

引用元：北上市

対象者と対象住宅の条件を満たしていないと、補助金を受けられるため注意が必要です。

補助額

補助額の内容は以下の通りです。

• 人口減少地域の場合は「50万円」
• 地域拠点及び準拠点内の場合は「100万円」

引用元：北上市

また、空き家を解体して新築住宅を建てる場合は、空き家解体加算金もプラスされます。

• 人口減少地域の場合は「35万円」
• 地域拠点及び準拠点内の場合は「70万円」

引用元：北上市

さらに、子育て世帯の場合は加算金を得られます。

• 人口減少地域の場合は「15万円」
• 地域拠点及び準拠点内の場合は「30万円」

引用元：北上市

補助額は最大で200万円得られるというわけです。該当する項目をチェックして、利用できる補助額がどのくらいかを確認してみてください。

いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金

ここでは、いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金の概要や要件、補助額などを紹介します。自分が建てる注文住宅に該当するかをチェックしてみてください。（※2025年10月時点の情報です。）

補助金の概要

いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金は、岩手県が省エネ性能の高い住宅建設を促進するために実施している補助制度です。省エネルギー基準を満たした住宅や再生可能エネルギー設備を導入した住宅に対して、一定の補助金が交付されます。

岩手県はいわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金の制度を通じて、住宅の省エネルギー化を推進し、環境負荷の低減と快適な住環境の実現を目指しています。

補助対象住宅の要件

いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金の要件は以下の通りです。

• 建設業者は岩手型住宅賛同事業者又は岩手県地域型復興住宅地域住宅生産者グループの登録事業者であること。
• 県産木材を5㎥以上使用すること。
• 要綱別表第1に定めるZEHを上回る基準に掲げるいずれかの種別の要件を満たすこと。
• ZEHを上回る基準であることを示す証書を取得すること。
• 要綱別表第2に掲げる要件を満たすこと。
• 建設現場見学会等を実施すること。
• 気密工事の完了後、気密性能試験を実施し、相当隙間面積（C値）1.0平方センチメートル／平方メートルを満たすこと。
• 遵守事項に関する確認書の内容を理解した上で補助金を申請すること。

引用元：岩手県

いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金は該当すべき要件が複数あるため、必ずチェックしておきましょう。

補助対象事業及び補助額

補助対象事業及び補助額は以下の通りです。

• ZEHを上回る基準である断熱等性能等級6等の場合、補助率：定額で補助額：1,000千円／戸
• ZEHを上回る基準である断熱等性能等級7等の場合、補助率：定額で補助額：1,800千円／戸
• 太陽光発電設備の場合、補助上限額：350千円／戸（70千円/kw×5kw）
• HEMSの場合、補助率：2/3で補助上限額：66千円／戸
• 蓄電池の場合、補助率：1/3で補助上限額：357千円／戸（51千円／kwh×7kwh）

引用元：岩手県

住みたい岩手の家づくり促進事業

ここでは、住みたい岩手の家づくり促進事業の概要や要件、補助額などを紹介します。自分が建てる注文住宅に該当するかをチェックしてみてください。（※2025年10月時点の情報です。）

補助金の概要

岩手県が実施する「住みたい岩手の家づくり促進事業」は、自ら居住するための新築やリフォームを対象に、良質な住宅ストックの形成と県産材の活用拡大を目的にした助成制度です。

新築・リフォームの性能証明書を取得し要件を満たした場合に支給されるものが設定されており、断熱性能やバリアフリー性能の証明を取得すると加算措置が適用されます。

補助対象住宅の要件

戸建建売住宅で補助金を受けるには、以下のすべてに該当する必要があります。

• 木造一戸建て住宅（二世帯住宅・併用住宅を含む）であること。
• ZEH+水準（断熱等対策等級6以上）又はバリアフリー基準（高齢者等配慮等級3）を満たすこと。
• 県産木材を、住宅部分の構造材等の部分において10立方メートル、または、仕上材等の部分に20平方メートル以上使用すること。
• 令和7年4月1日以降に着工し、令和8年3月15日までに工事が完了するもの。
• 住宅を新たに建設する場合は、県内に本店を置く建築業者が施工し、戸建建売住を購入する場合は、県内に本店を置く建築業者が施工及び販売　（施工と販売は同一業者であることは問わない）　するものであること。

引用元：岩手県

住みたい岩手の家づくり促進事業の要件は複数あるため、自分の戸建建売住宅が該当するかを必ずチェックしておきましょう。

補助対象事業及び補助額

住みたい岩手の家づくり促進事業で補助される金額は以下の通りです。

• 断熱等対策等級6に適合する、性能証明書を取得した場合は10万円
• 高齢者等配慮等級3に適合する、性能証明書を取得した場合は10万円

引用元：岩手県

他の補助金よりも補助額は少ないですが、要件に該当する場合は積極的に利用しましょう。

北上市で新築補助金を利用する際の注意点

北上市で新築補助金を利用する際の注意点は、以下の3つです。

• 補助金の対象に定められている事業者に依頼する必要がある
• 補助金には上限や期間の定めがある
• 事前に書類を揃えておく必要がある

それぞれの注意点を把握して、新築補助金で後悔しないようにしましょう。

補助金の対象に定められている事業者に依頼する必要がある

新築住宅を建てる際に補助金を活用する場合は、補助金の対象として認められている事業者に依頼することが大切です。補助金制度は、市や県が定めた基準を満たす施工業者を対象としているケースがあります。

対象外の事業者に依頼すると、申請自体が無効になる可能性が高いです。また、対象事業者であっても、補助金の種類によって登録の有無や条件が異なる場合があります。

たとえば、省エネ性能を重視する補助金では、認定を受けた施工業者であることが必須となるケースもあります。依頼前に必ず市役所や公式サイトで、補助金の対象事業者一覧を確認しましょう。

事業者側に補助金申請の実績があるかを聞いておくのも安心です。

補助金には上限や期間の定めがある

補助金には、上限額や申請期間が設けられているため、注意が必要です。補助金の上限は制度によって異なり、申請する内容や住宅の性能、世帯条件などによって支給額が変わります。

たとえば、省エネ性能を満たす住宅であっても、上限に達している場合は上限以上の補助を受けられません。また、補助金には申請期間が定められており、予算枠が終了すると受付が早期に締め切られるケースもあります。

建築計画を立てる段階から、最新の募集状況や締切日を必ず確認することが大切です。補助金を確実に受け取るためには、早めの情報収集と手続きの準備が欠かせません。

事前に書類を揃えておく必要がある

新築補助金を利用する際には、申請に必要な書類を事前にしっかりと揃えておくことが重要です。補助金の申請は自治体によって提出期限や書類内容が細かく定められており、不備があると受理されない場合もあります。

制度を活用できないという事態を防ぐためにも、早めの準備が欠かせません。特に、建築確認申請書や工事請負契約書、住民票などの公的書類は取得に時間がかかることがあります。

また、補助金によっては事前申請が必要なケースもあり、建築計画が確定してからでは間に合わない可能性もあります。スムーズに申請を進めるためには、市の公式サイトや窓口で必要書類の一覧を確認し、不明点があれば早めに問い合わせをしましょう。

岩手県でおすすめの住宅メーカー

岩手県でおすすめの住宅メーカーは以下の3社です。

• アイフルホーム（株式会社シリウスEHC）
• 株式会社リベスト
• 株式会社大共ホーム

それぞれの特徴を把握して、理想の注文住宅を実現できるメーカー選びに役立ててみてください。

アイフルホーム株式会社シリウスEHC

アイフルホーム株式会社シリウスEHCは、岩手県で地域に根差した家づくりをしている住宅メーカーです。全国展開するアイフルホームのフランチャイズとして、高い技術力と安心の品質を兼ね備えています。

LIXILグループの住宅設備を標準仕様として採用しているのが大きな特徴です。耐震性や断熱性などの基本性能に優れており、岩手の厳しい気候にも対応できる快適な住まいを実現できます。

また、子育て世代に寄り添った家づくりにも定評があります。安全性や使いやすさを考慮した設計、家事動線の工夫など、日々の暮らしをより豊かにする提案をしてくれるのもポイントです。

株式会社リベスト

株式会社リベストは、地元の気候や風土を熟知した設計・施工で、冬の寒さにも強い高断熱・高気密住宅を提供しています。省エネ性能にも優れており、快適さと光熱費の削減を両立できるのが特徴です。

また、自由設計に対応しており、家族構成やライフスタイルに合わせたオーダーメイドの住まいを実現できます。デザイン面でもシンプルモダンから和風まで幅広く対応しており、理想の空間を形にすることが可能です。

リベストではアフターサポートにも力を入れており、引き渡し後の定期点検やメンテナンス体制も充実しています。

株式会社大共ホーム

株式会社大共ホームは、寒冷地である岩手の気候に適した断熱性能や気密性の高い住まいづくりに力を入れており、一年を通して快適な暮らしを実現できるのが特徴です。特に「高断熱・高気密住宅」の技術には定評があり、北海道基準を超える性能を標準仕様として採用しています。

冬の暖房費を大幅に抑えつつ、夏も涼しく快適に過ごせます。また、デザイン性にもこだわり、北欧の自然素材を活かしたナチュラルで温もりのある空間づくりが魅力です。

さらに、自社大工による丁寧な施工と、建築後のアフターサポート体制も充実しており、長く安心して暮らせる住まいを実現できます。

まとめ

北上市で新築住宅に利用できる補助金は3つあります。それぞれ要件が異なるため、事前に該当するかをチェックすることが重要です。

また、補助金には上限額や期間が定められています。期間がすぎると受け付けてもらえません。補助金で後悔しないためにも、事前に情報収集をしておきましょう。

この記事を参考にして、北上市で新築住宅を建てる際に補助金を申請してみてください。