【花巻市】新築・注文住宅で利用できる補助金4選！補助金を利用する際の注意点も解説

花巻市で利用できる補助金はある？

花巻市で利用できる補助金の内容を知りたい

このように、花巻市で新築住宅を検討している際、補助金を利用したいと思っている方は多いのではないでしょうか。花巻市に新築住宅を建てる際に利用できる補助金は4つあります。

ただし、補助金それぞれ要件や補助額、期間が異なるため、事前に内容をチェックしておかないと後悔する可能性が高いです。そこでこの記事では、花巻市の新築住宅で利用できる補助金の概要や要件、補助額について解説します。

花巻市の新築住宅で補助金をスムーズに利用するためにも、この記事をチェックしてみてください。

花巻市・岩手県が提供している新築補助金4選

花巻市・岩手県が提供している新築補助金は、以下の4つです。

• 花巻市子育て世帯住宅取得奨励金
• 花巻市定住促進住宅取得等補助金
• いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金
• 住みたい岩手の家づくり促進事業

それぞれの補助金を把握して、注文住宅を建てる際に利用してみてください。

花巻市子育て世帯住宅取得奨励金

ここでは、花巻市子育て世帯住宅取得奨励金の概要や要件、補助額などを紹介します。自分が建てる注文住宅に該当するかをチェックしてみてください。（※2025年10月時点の情報です。）

補助金の概要

花巻市は、子育て世帯の定住を支援するために「子育て世帯住宅取得奨励金」を交付しています。市内に住む子育て世帯が住宅を新築・購入する際、予算の範囲内で奨励金を受け取れるものです。

令和7年4月からはパートナーシップ関係の相手方の子どもも対象に含まれるようになりました。

補助対象の要件

花巻市子育て世帯住宅取得奨励金の補助対象要件は以下の通りです。

• 基準日に18歳未満の子（18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある者で対象者またはパートナーシップ関係の相手方のお子さんに限ります。）と同居していること。
• 対象者の2親等以内の親族（兄弟姉妹を除きます。）の世帯と同居または近居するために住宅取得するもしくは、市が設定する範囲（生活サービス拠点）に住宅取得する

引用元：花巻市

交付対象者または交付対象者の配偶者、パートナーシップ関係の相手方が妊娠している場合でも要件を満たします。

補助額

花巻市子育て世帯住宅取得奨励金の補助額は、基本30万円です。大迫・東和地域に住宅を取得する場合は、50万円です。また、以下に該当する場合は補助金の金額が加算されます。

• 花巻市立地適正化計画において、都市機能誘導区域に指定されている区域内に住宅取得した場合は20万円を加算する
• 2人目以降の18歳未満の子について、1人当たり10万円を加算する

引用元：花巻市

地域によって補助額が違うため、新築を建てる地域がどの補助額に該当するかを確認しておきましょう。

花巻市定住促進住宅取得等補助金

ここでは、花巻市定住促進住宅取得等補助金の概要や要件、補助額などを紹介します。自分が建てる注文住宅に該当するかをチェックしてみてください。

補助金の概要

花巻市定住促進住宅取得等補助金は、住宅取得やリフォーム費用を支援する制度です。県外から花巻市に移住する子育て世帯や空き家バンクを利用した方、または市外から新たに農業に従事する方が対象です。

令和7年4月からは、パートナーシップ関係にある方の子も対象に含まれ、制度が拡充されました。補助金の額は、移住支援金を受けている場合、移住支援金の金額を除いた額が支給されます。

補助対象の要件

花巻市定住促進住宅取得等補助金を受ける際、まず以下のいずれかに該当する必要があります。

• 県外から転入する子育て世帯
• 県外から転入し花巻市空き家バンクを利用する方
• 花巻市外から転入される市内で新たに農業に従事する方

上記に該当した上で、以下に該当しなければなりません。

• 市内に移り住んでから2年以内に住宅取得又は空き家バンクを利用して空き家取得もしくは賃借契約し住民登録した方または、市内に住宅取得又は空き家バンクを利用して空き家取得もしくは賃借契約をした日から2年以内に住民登録した方
• 定住しようとする方(5年以上)

引用元：花巻市

補助額

花巻市定住促進住宅取得等補助金の補助額は以下の通りです。

• 県外から転入する子育て世帯の場合、上限200万円
• 県外から転入し花巻市空き家バンクを利用する場合、上限200万円
• 花巻市外から転入される市内で新たに農業に従事する場合、上限200万円

引用元：花巻市

いずれも補助額の上限は200万円です。ただし、子ども2人目以降は補助上限額を1人につき10万円引き上げられます。

いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金

ここでは、いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金の概要や要件、補助額などを紹介します。自分が建てる注文住宅に該当するかをチェックしてみてください。（※2025年10月時点の情報です。）

補助金の概要

岩手県の「いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金」は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、新築住宅の省エネ化を支援する制度です。県内で省エネ性能の高い住宅を建設する方を対象としています。

令和7年度の申請受付は5月1日から12月12日までで、申請は先着順です。申請書類に不備がある場合は受付できず、予算額に達した時点で締め切られます。

補助対象住宅の要件

いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金の要件は以下の通りです。

• 建設業者は岩手型住宅賛同事業者又は岩手県地域型復興住宅地域住宅生産者グループの登録事業者であること。
• 県産木材を5㎥以上使用すること。
• 要綱別表第1に定めるZEHを上回る基準に掲げるいずれかの種別の要件を満たすこと。
• ZEHを上回る基準であることを示す証書を取得すること。
• 要綱別表第2に掲げる要件を満たすこと。
• 建設現場見学会等を実施すること。
• 気密工事の完了後、気密性能試験を実施し、相当隙間面積（C値）1.0平方センチメートル／平方メートルを満たすこと。
• 遵守事項に関する確認書の内容を理解した上で補助金を申請すること。

引用元：岩手県

補助対象事業及び補助額

補助対象事業及び補助額は以下の通りです。

• ZEHを上回る基準である断熱等性能等級6等の場合、補助率：定額で補助額：1,000千円／戸
• ZEHを上回る基準である断熱等性能等級7等の場合、補助率：定額で補助額：1,800千円／戸
• 太陽光発電設備の場合、補助上限額：350千円／戸（70千円/kw×5kw）
• HEMSの場合、補助率：2/3で補助上限額：66千円／戸
• 蓄電池の場合、補助率：1/3で補助上限額：357千円／戸（51千円／kwh×7kwh）

引用元：岩手県

住みたい岩手の家づくり促進事業

ここでは、住みたい岩手の家づくり促進事業の概要や要件、補助額などを紹介します。自分が建てる注文住宅に該当するかをチェックしてみてください。（※2025年10月時点の情報です。）

補助金の概要

岩手県では、快適で質の高い住宅を普及させるため、「住みたい岩手の家づくり促進事業」を実施しています。県産木材を使用した住宅で、省エネやバリアフリーなどの性能証明書を取得することで助成金を受けられる制度です。

申請は令和7年度の分がすでに受付中で、予算がなくなり次第終了です。

補助対象住宅の要件

戸建建売住宅で補助金を受けるには、以下のすべてに該当する必要があります。

• 木造一戸建て住宅（二世帯住宅・併用住宅を含む）であること。
• ZEH+水準（断熱等対策等級6以上）又はバリアフリー基準（高齢者等配慮等級3）を満たすこと。
• 県産木材を、住宅部分の構造材等の部分において10立方メートル、または、仕上材等の部分に20平方メートル以上使用すること。
• 令和7年4月1日以降に着工し、令和8年3月15日までに工事が完了するもの。
• 住宅を新たに建設する場合は、県内に本店を置く建築業者が施工し、戸建建売住を購入する場合は、県内に本店を置く建築業者が施工及び販売　（施工と販売は同一業者であることは問わない）　するものであること。

引用元：岩手県

これから建てる戸建建売住宅が要件に該当するかを事前にチェックしておきましょう。

補助対象事業及び補助額

住みたい岩手の家づくり促進事業で補助される金額は以下の通りです。

• 断熱等対策等級6に適合する、性能証明書を取得した場合は10万円
• 高齢者等配慮等級3に適合する、性能証明書を取得した場合は10万円

引用元：岩手県

花巻市で新築補助金を利用する際の注意点

花巻市で新築補助金を利用する際の注意点は、以下の3つです。

• 補助金の期間や補助額の内容は毎年変わる
• 事業者が定められている場合がある
• 事前に書類を揃えておく必要がある

それぞれの注意点を把握して、新築補助金で後悔しないようにしましょう。

補助金の期間や補助額の内容は毎年変わる

補助金の期間や補助額の内容は毎年変わるため、最新情報を確認することが重要です。年度によっては予算の都合で受付が早期に終了する場合もあり、計画的に申し込みを進める必要があります。

また、補助金の対象となる住宅の条件や必要書類も変わることがあるため、事前に自治体の窓口や公式サイトで確認しておくと安心です。申請のタイミングを逃すと、せっかくの補助金が受けられない可能性もあるため、スケジュール管理も欠かせません。

毎年内容が異なることを理解したうえで、計画的に情報収集を行い、申請手続きを進めることが大切です。

事業者が定められている場合がある

補助金を受け取るためには、市が指定する施工業者や登録事業者を通じて契約を結ばなければならないケースがあります。指定の事業者以外を利用すると、申請自体が認められなかったり、補助金が支給されない可能性が高いです。

契約前に必ず花巻市の公式情報や補助金の要項を確認し、対応可能な事業者かどうかを確認しましょう。また、事業者の選定には期限や条件が決められている場合もあるため、計画段階で余裕を持って相談することが大切です。

補助金の利用にあたっては事業者の指定有無を確認することが、スムーズな申請と確実な受給につながります。

事前に書類を揃えておく必要がある

補助金の申請には、建築確認済証や設計図書、住民票や所得証明書など、さまざまな書類が必要です。書類が揃っていないと、申請が受理されない場合や、補助金の交付が遅れる可能性があります。

特に申請期限が設定されている場合は、余裕をもって書類を準備することが求められます。建築業者や行政窓口と事前に確認し、どの書類が必須かを正確に把握しておくことが安心です。

また、書類の不備があった場合には修正に時間がかかり、補助金の受給が遅れるケースがあります。場合によっては受給自体ができなくなることもあります。

事前に計画的に書類を揃え、スムーズに申請を進めることが、補助金を確実に活用するためのポイントです。

岩手県でおすすめの住宅メーカー

岩手県でおすすめの住宅メーカーは以下の3社です。

• アイフルホーム（株式会社シリウスEHC）
• 株式会社リベスト
• 株式会社大共ホーム

それぞれの特徴を把握して、理想の注文住宅を実現できるメーカー選びに役立ててみてください。

アイフルホーム（株式会社シリウスEHC）

アイフルホームは、高い耐震性能と断熱性を兼ね備えた住まいづくりを得意としており、家族が安心して暮らせる住宅を提供しています。また、自由設計に対応しているため、ライフスタイルや好みに合わせた間取りやデザインを実現可能です。

施工からアフターサービスまで一貫したサポート体制が整っており、住み始めてからも安心して暮らせるのが魅力です。省エネ性能にも優れており、光熱費を抑えつつ快適な住環境を維持できます。

地元岩手の気候や風土に適した建材選びや設計に力を入れているため、地域に根ざした家づくりを希望する方に最適なメーカーです。

株式会社リベスト

リベストは地域密着型の住宅メーカーとして、地元の気候や生活スタイルに合った住まいづくりをしています。高い耐震性と断熱性を兼ね備えた住宅設計が特徴で、四季の変化が激しい岩手でも快適に過ごせる住環境を提供しているのが特徴です。

施工からアフターサポートまで一貫して自社で対応するため、安心して長く暮らせる住まいが実現できます。デザイン面でも自由度が高く、家族のライフスタイルに合わせた間取りや内装の提案が受けられます。

また、省エネ性能や自然素材の活用にも力を入れており、健康的で経済的な住まいづくりをサポートしてくれるのもポイントです。

株式会社大共ホーム

株式会社大共ホームは、地域密着型の住宅メーカーとして、地元の気候や風土に合わせた住まいづくりを得意としています。耐震性や断熱性など、暮らしやすさを追求した設計が特徴です。

また、デザイン性にもこだわっており、家族のライフスタイルに合わせた自由な間取りを提案してくれます。自然素材を取り入れた温かみのある空間づくりも、多くの利用者から支持されています。

施工後のアフターサポートも充実しており、定期点検や相談窓口を通じて長く安心して暮らせる環境を提供しているのもポイントです。

まとめ

花巻市で新築住宅を建てる際に利用できる補助金は4つあります。それぞれ補助金の要件や補助額は異なるため、事前に内容をチェックしておくことが大切です。

また、期間が決まっていたり、補助額の上限に達すると締め切られる可能性があります。事前に利用したい補助金の情報収集をするようにしましょう。

この記事を参考にして、花巻市の新築住宅で補助金を申請してみてください。